「援助してくれる人、2万円からお願いします」-。インターネットの出会い系サイトに書き込まれていたこんな露骨な誘い文句に鼻の下を伸ばした複数の男のうち、1人はなんと、現職の警察官だった。昨年11月26日、埼玉県警本部に勤務する鑑識課巡査長(27)は、職場にも自宅にも近い、さいたま市大宮区の指定のホテルに向かった。
同衾した相手は、やはり同じ埼玉県内に住む高校1年女子生徒(16)。「2万円から」の女子高生希望価格の1.5倍の「3万円」で商談が成立し、晴れて2人はいかがわしい行為にふけったのだった。女子高生は18歳未満だから、児童買春容疑が成立する。巡査長はこのほど、地理的にちょっと離れた神奈川県警に逮捕されたのだった。
巡査長の事件の翌日、つまり11月27日にも、女子高生はいつものように商売に精を出す。ネットを通じ連絡をしてきた男に、「さいたま市大宮区の○○ホテル」と、前日に巡査長のお相手をしたのと同じ場所を指定。やはり「3万円」で交渉は成立した。前日の巡査長についてと同様、女子高生は男の素性をよく知らなかっただろうが、この日のお相手は、埼玉の県立高校教諭(54)だった。

出会い系サイトを駆使して商売に勤しむ女子高生ルートで捜査着手した神奈川県警が、色めきたったのは言うまでもない。ホシは、同じ関東管区警察局のライバル(というほどもない弱小の)、埼玉県警の現職警官。しかもついでに学校の先生。マスコミの格好のエジキだ。「大々的に報道され、高い評価を受けるはず」報道に関して言えば実際にそうなった。
それにしてもこの女子高生、2日連続でしかも同じホテルで、加えて同じ金額で客を取っていたとは、何ともヤリ手の商売人。この2人以外にも、相当数の客を相手に同様のビジネスで稼いでいたに違いない。しかし、ヤリ手女子高生もヤキが回ったのか、神奈川県警が出会い系サイト規制法違反容疑で書類送検。その捜査過程で今回の2容疑者が浮上したのだ。
女子高生が意図的にそうしたのかどうかは不明だが、2日連続の事件で立件された相手は、現職警察官、公立高校教諭というお堅い職業の客2人。スケベなこの2容疑者は、女子高生を安心させるために「公務員」などと自己紹介していたのかもしれない。女子高生は「身分が安定してるから上客だ」などと、客の品定めをしていたのかもしれない。














