医者のタマゴである医学部生が女性に集団で暴行した――という事件が立て続けに表面化したのは、今から9年前。1999年のことだ。
私学の雄、K大学医学部の男子学生5人は、マンション一室で女子大生を輪姦(まわ)した。
と思えば、坂○力・元厚生労働大臣も卒業した国立M大学医学部の男子学生13人は、同じ大学の女子学生らに集団でセクハラ行為を働いた。
K大のケースは刑事事件になり、犯行に加わった5人は退学処分に。
M大の場合は民事事件として扱われ、関与した男子学生13人が放学(退学)か無期停学処分を受けた。
医者として「不適格」の烙印を押されたはずのこの合計18人。
お天道様に背を向けて別の道を歩んでいるかと思えば、のうのうと別の大学医学部に入り直していると「週刊○潮」12月25日号が報じた。
同誌によると、こいつら鬼畜を受け入れたのは、なんと国立のR大学医学部。
事件後の00年と01年に事件関係者が相次いで3人入学。
当時、この大学医学部の入試では面接試験がなかったことなどから、大学側は事件の当事者と分からず入学させたのだという。
そして、3人は昨年と今年の医師国家試験に合格し、一人前の医者としてすでに巣立って行ったというのだ。
しかし、本稿で言及したいのはそんなことではない。
M大のセクハラのケースでは、偏差値の高い医学生たちが頭を悩ませて編み出した「女子大生を合法的に脱がせる方法」を駆使したのだという。
それは「絶対に負かせることのできる野球拳」だ。
津地方裁判所で行われた公判で明らかにされ、裁判官や傍聴人をうならせた、その「魔の手口」とは?

「野球拳」はじゃんけんをして負けた方が服を一枚一枚脱いでいくというたわいもないお座敷ゲーム。
四国に伝わる宴会芸とされるが、テレビ番組などで紹介され全国に広まった。
1対1で行い、負け続けると最終的にはどちらかが全裸になるのだが、M大ルールは違う。
女性1人対男性複数で行うのだ。つまり、男性が勝てば女性が脱ぐ。
しかし、女性が勝てば、男性は脱がず別の男性プレーヤーと交代する。
このローカル・ルールを使えば、女性はじゃんけんに永久に勝ち続けでもしない限り、必ず全裸にされてしまう。
服を5枚着けていれば、医学部生5人とじゃんけんすれば全裸になる。
これを「集団レイプ」と言わずして何と言おう。
酒の席とはいえ「ゲームのルールは守らなきゃ」と医学部生に言われた女子大生が、合法的に次々脱がされる。
なんともうらやま…いや、許せん事件であったのだった。















