社団法人日本競輪選手会に所属するM選手(33)は、全国に約4000人いるプロ会員のうち最高峰である「S級」に在籍していたこともある実力の持ち主だった。しかし、寄る年波には勝てず、最近ではその下の「A級」に格落ち。それでも、年間1400万円の賞金を稼ぐほどの、業界ではいわゆる「勝ち組」に分類されていた。
同協会青森支部に所属し、秋田県内に住むMは毎年、冬の間、雪と寒さの厳しい東北を離れ、茨城県内の施設でトレーニングを行うことにしている。そのため同県守谷市内にアパートを借りているのだが、そこから約10キロ離れた千葉県柏市に、「とってもおいしい」場所があるのを見つけた。そこにはなんと、ピチピチの女子高生が、24時間寝泊りしているのだ。
その場所とは、某バレーボール強豪高校。女子バレー部員らは年末年始、Mがトレーニングで関東入りするのと同じように、学校で合宿を張っているようなのだ。偶然近くを通りがかってそのことを知ったMは、体育館からもれる「ファイトー!」の声を聴くだけで、競輪で鍛えた太い両ももに挟まれるイチモツが、パンパンに充血してくるのが分かった。

07年の暮れも押し迫った12月30日未明、Mはある「決行」に移った。うれうれ女子高生が寝泊りする高校体育館の合宿所に、侵入を図ったのだ。幸い鍵のかかっていない窓が1ヶ所あった。「昼間の練習で疲れ、彼女らも夜はぐっすり眠っているはず」。Mは手当たり次第、女子バレー部員にエッチな行為をしようと、暗い体育館を物色し、彼女らが寝ている部屋を目指した。
「変な人が体育館に入ってきた!」。寝ていた部員の1人が異常に気づき、別の部屋にいた監督にこっそり携帯メールで連絡。教え子の危機に、監督とコーチ計4人がすぐさま部屋を飛び出してきた。そして、Mはエッチ行為については「未遂」のまま、あっさり取り押さえられた。通報で駆けつけた警察に建造物侵入の現行犯で逮捕されたM容疑者が、出場予定だった1月2日の福島県で行われたレースを辞退したことは言うまでもない。
この高校体育館で女子高生が合宿していることを、1年前のトレーニングで関東入りした際から下見して知っていたというM選手。まさに1年越しの、念入りな計画的犯行だった。そして、アパートの部屋から現場までは、いつも乗っているトレーニング用の競技自転車でなく、来るべきエッチに向け体力を温存するためか、競輪選手らしからず、クルマで乗り付けていたのだった。















