
「ドラ○もんがなんとかしてくれると思った」と、遺体を押し入れに隠した理由について問われた、山口県光市母子殺害・姦淫事件の被告(26)はこのほど広島高裁で開かれた差し戻し審で答え世間を驚愕させた。この被告の弁を参考にしたのではないかと思われるのが、高裁のある同じ広島で起こった、デリヘル嬢殺人事件だ。
広島市内に住むデリヘル嬢、A子さん(21)=報道では実名=は今月6日夜、客の要請でいつものように市内のマンションにサービスのため出張。ところがその後、A子さんの行方が分からなくなった。女の子が客から金を受け取った(あるいは奪った)ままばっくれるのはそんなに珍しいことではない。それを防ぐために女の子から預かり金を取る店もあるほどだ。
今回も「ばっくれ」かと思われたが、9日になって事態は急転直下する。A子さんが最後に出張した先のマンションを捜索していた警察の捜査員が、押し入れの中から、変わり果てた姿のA子さんを見つけたのだ。首には絞められた後があり、警察はこの部屋に住む無職少年(18)を、潜伏先の市内ホテルで、強盗殺人と死体遺棄容疑で逮捕した。
少年は遺体発見が少しでも遅れるようにともくろんだのだろうが、隠した場所が自宅押し入れでは、あまりにも稚拙すぎる。取り調べに対し、山口県光市のあの被告のように、「ドラえもんがなんとかしてくれると思った」と供述しているかもしれない。そういえばあの被告も、犯行時は10代の少年だった。
さて、このデリヘル嬢殺しで私(=記者)が不信感を抱いた点がもうひとつある。どの新聞、テレビ報道を見ても、被害者の実名が、職業とともにでかでかと載っているのだ。社会部記者として新聞社に勤務していたころ、「被害者・遺族関係者の保護」には最大限配慮するよう厳しく教えられた。だから、この項でも「A子さん」と匿名にした。
以前、本項で書いたAV嬢、桃井望の怪死についても報道機関は「東京都中野区の会社員・○○さん」などと職業をぼかして書いている。今回は確かに桃井の場合とは違い、風俗嬢だからこそ被害に遭った事件。しかし、家族が殺害されるという悲報に暮れる遺族は、年端もいかないA子さんが風俗嬢だったことまで白日の下にさらされ、二重の被害に見舞われたのだった。
















コメント (1)
この事件の裁判長は、ダメ裁判長!殺人事件なのに笑って裁判しやがる!今日ほど白けた審議は経験したことがない。被告人を弁護している弁護人の方が優秀でした。くやしいけれど・・・。
Posted by: 広島地裁 | 2008年05月23日 18:11